首相、参院選勝敗ラインは「考える状況にない」(産経新聞)

【鳩山会見詳報(7)】(26日夜)

【生活実感】

 −−内閣支持率、民主党支持率の低下に歯止めがかからない。私は市民メディアで、有権者の声を直接聞きながら編集したり、執筆したりしている。不人気の大きな原因は大メディアの世論調査にあるような政治とカネではなく、民主党政権になっても全然生活がよくなってねえじゃねえか、むしろ自民党時代よりも悪いじゃねえかというマグマがすごい。政治が混迷する大きな原因の1つに官邸の調整能力のなさがある。個人の能力を超えたことを平野博文官房長官に要求するのは酷だ。国民にとってはさらに悲劇だ。官房長官をチェンジすることも視野にないか。国民の切なる願いだ

 「まず、官房長官は、私は、大変がんばってくれていると思っております。官邸の機能が必ずしも十分果たせていないということに関しては、当然いくつかの改善を急務として行われなければならないかとも考えておりますが、私は生活がよくなっていないというのは、まだ第2次の補正予算というものはスタートしておりますが、予算がようやく2日前に仕上がったばかりでございまして、これから国民のみなさま方のお暮らしというものに直接、影響が、プラスの影響が出てくると、そのように確信をしています。すなわち、私どもとすれば、やはり、今回のデフレというものを何とか払拭(ふっしょく)させていくためには内需、家庭に対して直接刺激を与えることが大事ではないかという発想のもとで、子ども手当とか、高校無償化というものを提案して実現をしてきたわけでございまして、こういうことを行うことによって、特に所得が必ずしもよくない方々にとって、生活実感というか、生活がよくなってきているな。新しい政権になって変わったなという実感を、そのときに感じていただけるものだと思っていまして、生活がよくなっていないじゃないかというのは、まだ、旧政権のある意味での予算というものが、あるいは方向性が延長してきていた中で、起きている事象だと、国民のみなさんにはご理解いただいて、これから変わりますよと。変わってくる姿をごらんになっていただいて、それでもインターネットを通じて全然よくなってねえじゃないかと。また悪くなっていくんじゃないかという話であれば、そのときに、さらに考えていかなければならない話だと思っております」

【参院選】

 −−予算が成立して参院選挙に向けて準備が加速していると思うが、内閣支持率が下がって厳しい中で、参院選の勝敗ラインについて、今の時点でどのような目標を考えているか。また、その目標を達成できなかった場合に、責任についてどのような覚悟を持っているか

 「まだ予算が成立をして、2日しかたっておりません。このような中で、私の頭の中にはこの予算をいかに早く執行して、国民のみなさんのお暮らしというものを、いかに早くいい方向に向けて、がんばれるかと。特に学校の耐震化というような、さまざまな議論も予算の審議の中で出てきているわけでありますが、こういったことに、どのように対処するかということに、今、頭がいっぱいでございます。参議院の選挙が7月という意味では、それほど遠くないとも思っておりますが、今、私には参議院選挙の勝敗ラインというものを設定をする状況ではありません。これから(小沢一郎・民主党)幹事長とも相談をいたしながら、参議院選挙に向けてしっかりと戦って勝利を収める方策というものを構築してまいりたいと思っておりますし、そのときに何らかの形で、民主党としての勝敗ラインを設定しようと思っておりますが、今、勝敗ラインを考える状況にはまだいたっていません」

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