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<無賃乗車>JR東海の関与社員は85人 解雇含む処分実施(毎日新聞)

 JR東海の駅などに勤務する社員がIC乗車券を不正に利用して無賃乗車を繰り返していた問題で、同社は9日、不正乗車にかかわった社員は85人だったと発表した。同社は5人の解雇を含め全員を処分したほか、厚地純夫営業本部長ら幹部34人の管理監督責任も問い減給などの処分を科した。民営化後では最大規模の大量処分という。

 4月に桑名駅で7人の不正が発覚し、同社はIC乗車券が使えるようになった06年12月以降について社内調査を進めていた。その結果、23駅で新たに78人の無賃乗車が判明した。処分された社員は19〜54歳で、無賃乗車の回数は延べ662件、1人最高は108回。1人当たりの不正金額は4万2160〜130円で、計25万2930円だった。

 不正の方法はJR東日本の「スイカ」などのIC乗車券で他社の路線に乗り、職場のJR東海の駅で業務用の社員パス「職務乗車証」で降りるやり方。駅窓口でIC乗車券の記録を消し、他社の運賃を支払っていなかった。解雇された5人は、通勤手当を受給しながら定期券を購入せずに無賃乗車をしていたという。

 被害を受けたのはJR東日本、JR西日本、近鉄、小田急、都営地下鉄など10社で、JR東海は無賃乗車料金の3倍を弁済したという。

 会見したJR東海の柘植康英副社長は9日の会見で、無賃乗車した社員が85人にも上ったことに「正直、ここまでとは想定していなかった」と苦しい表情を見せた。特に25歳以下の若手社員が70人に上っただけに「入社直後の教育が必要」と苦い表情だった。

 同様の不正は、JR西日本で04年9月「イコカ」を使った60人の無賃乗車が発覚。同社によると、それ以降は同じIC乗車券で複数回の記録消去が出た場合は調査するようにしており、その後の無賃乗車の発覚は3件という。JR東日本も、不正がないか現在調査中という。【黒尾透】

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